生理機能検査室
脳波検査
頭に電極を装着して、ベッドで横になっていただき、脳の電気活動を電極から波形として記録します。
失神、意識障害、ひきつけ、けいれん等が起こった時に検査します。
検査室以外でも病室やアンギオ室、手術室などにポータブル脳波計を持って行き検査する場合もあります。
術中モニタリング
術中モニタリングにはMEP,SEP,VEP、EEG等があります。
脳、脊髄、動脈瘤等の手術において術後の後遺症(運動麻痺、感覚麻痺等)のリスクを軽減する為に術中モニタリングを行っています。
呼吸機能検査
呼吸器に病気が無いか、呼吸器疾患がある場合重症度を調べたり、手術前のスクリーニングとしても検査します。
呼吸機能検査には肺活量(VC)、努力性肺活量(FVC)があります。
さらに詳しく検査する場合に精密呼吸機能検査として機能的残気量(FRC)、肺拡散能力(DLco)、クロージングボリューム(CV)、
分時・最大換気量(MV,MVV)、血液ガス等の検査があります。
また、気管支を広げる薬剤を吸入する前と、吸入してから20分後に呼吸機能検査を実施し薬剤治療が有効か判断する検査に気道可逆性試験があります。
簡易PSG(終夜睡眠ポリグラフ)検査
睡眠時無呼吸症候群のスクリーニング検査として行います。
自宅に測定装置を持って帰っていただき、就寝前に患者さん自身で装置を装着して朝まで寝ていただく検査です。装着方法は簡単です。
簡易PSGでは血液中の酸素飽和度(SpO2)、脈拍、呼吸、体位を測定して睡眠中に呼吸が止まっていないかを確認します。
PSG(終夜睡眠ポリグラフ)検査
睡眠時無呼吸症候群の正確な診断や、睡眠時無呼吸症候群と診断され持続陽圧気道療法(CPAP)の治療効果の確認の為に検査しています。
1泊2日で入院していただき、就寝前にスタッフが装置を取り付け朝まで寝ていただく検査です。
PSG検査では、脳波、呼吸、足の筋電図、顎の筋電図、眼球運動、心電図、酸素飽和度、胸壁・腹壁の運動、体位、いびきを測定し、
睡眠の深さと質、睡眠中に呼吸が止まっていないかを確認します。